悩める子ウサギの皆様ごきげんうるわしゅう。
「いわゆる面接の基本的な本は読了したが、なんとなく頭打ち感がある」
「普通の面接対策の本は読んだが、これで戦略コンサルに受かるのだろうか?」
「外資系戦略コンサルティングファームの選考を突破するにあたり、最適なビヘイビア対策本を知りたい」
当記事ではこのようなお悩みをお持ちの方に、最適な書籍をご紹介していく。
当記事を執筆したのは、以下の2人である。
- 医師から外資系戦略コンサルへと転職したウサギ
- 外資系戦略トップ3(マッキンゼー、BCG、ベイン)をはじめとして、著名戦略コンサルティングファーム、ファンド総計10社の内定を獲得したパンダ
この2人でディスカッションを重ね、選りすぐりの書籍をピックアップした。
また一般的な書籍紹介とは異なり、コンサルらしく「論理的」におすすめの理由を解説する。
では早速紹介していくッ!
おすすめ書籍6選
【必読】超・箇条書き
この書籍・・・一切他の追随を許さない、とんでもない書籍である。
ビヘイビア対策のノウハウの全てが詰まっているといっても過言ではない。
一言で言えば、「短く・魅力的」に伝える技術について解説されている。
なぜ短く・魅力的に伝えることが重要かと言えば、面接官は超多忙な戦略コンサルタントであるからだ。その面接官の1時間をもらっているということは・・・
賢い読者の皆様ならもうお気付きだろう。そう、「長く・魅力的でない」話をしている時間などないのだ。
ではどうすればよいのか?
そのノウハウがこの本には書いてある。
下記のような問いに、引っかかりを感じる方は是非読んでみることを、強く推奨する。
「面接官の頭に情報処理をさせていないか?」
「スタンスをとっているか?明確なメッセージはあるか?」
「誰からも否定されない、誰の心にも響かない内容を伝えていないか?」
「あなたの話にフックはあるか?」
当たり前のこと、もっともらしいことだけを伝えるのであれば、そもそも伝える必要などない。無難に逃げ込もうとする自分に勝ってこそ、相手に深く伝わり、目の前のチャンスを掴めるのだ。
また以下の記事で、詳細を熱く解説しているので参考にして欲しい。
【必読】ロジカル面接術 2023年度版
この書籍・・・ビヘイビア面接対策という点においては、「超・箇条書き」に劣らないとんでもない書籍である。
ビヘイビア対策のノウハウの全てが詰まっているといっても過言ではない。(2回目)
一言で言えば、「ビヘイビア面接ではどのように準備すれば良いか?そして、なぜそう言えるのか?」という問いに対して明確に回答してくれるのである。
賢い読者の皆様ならもうお気付きだろう。そう、この本にエッセンスの全てがまとまっているのだ。つまり、この一冊の内容を理解し、実践できるレベルまで落とし込めれば良いのである。
小生も当然ではあるが、就活・転職を経験しており、その体験ベースで言えば「この一冊を理解すればよい」という状態は安心感が半端ない。呪術廻戦の五条先生くらいの安心感と言えるだろう。
著者は下記2名である。信憑性は半端ないだろう。
- 津田久資さん
:東京大学法学部、カリフォルニア大学バークレー校経営大学院(MBA)卒業。博報堂、ボストン・コンサルティング・グループ。 - 下川美奈さん
:日本テレビ報道局社会部副部長兼解説委員。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、日本テレビ入社。
また加えて言えば、コンサルタントを目指す、もしくはビジネス戦闘力を上げるという観点で、この本の内容を実践することで論理的思考力を高めることが可能なので、読んで損は絶対にしない。
下記のような引っかかりを感じる方は是非読んでみることを、強く推奨する。
「面接で何を伝えれば良いのか分からない」
「自分では上手くできたと思っているのに、お祈りされてしまう」
「話す内容を暗記しなければいけないと考えている」
具体⇆抽象トレーニング~思考力が飛躍的にアップする29問~
ビヘイビア面接で本当によくある失敗事例は、次の2つに集約される。(そもそもこの失敗をしていることに気付くのが非常に難しい)
- 具体的過ぎる
- 抽象的過ぎる
結論から言えば、この書籍は上記2点の失敗を回避するための書籍となる。
この時点で、「そもそも具体化、抽象化という言葉になじみがない」という諸君は即購入すべきである。
より詳細をお伝えすると、例えば、自分の専門・経験領域において、具体レベルに入り過ぎると面接官は退屈する可能性が高い。
というのは、面接官側にとっての適切な粒度の具体化となっていないからだ。
(例:私の研究領域は、認知症におけるアミロイドβが生成される工程において、神経伝達物質・・・〇✕△・・・)
読み終えた際には、具体と抽象をスムーズに行き来できるようになる。
それにより、具体・抽象の粒度を整えることが可能となり、回答の質を向上させることが可能となる。
また具体化、抽象化はフェルミ推定、ケースにおいても自然と行われている。
「なぜケース面接で前提確認を行うのか?」
「なぜフェルミ推定で厳しいツッコミがくるのか?」
この書籍を読み終える頃には、このような疑問に対して回答できるようになっているだろう。
論点思考
「論点?何それ?」
そんな方がいたら、こんな記事を読んでいる暇はない。すぐに書店に駆け込むか、上記からポチらなければならない。
面接における質問とは、まさに「論点」なのだ。あなたは、その論点に対して「正しく」解を出すことができているだろうか?
コンサルタントは「論点」という言葉をよく使う。そして、面接官はコンサルタントなのだ・・・スマートな読者の方なら、もうお気付きだろう。
フッ・・・そう、論点思考を学ぶことは、コンサルタントの頭の使い方を学ぶことであり、それはつまり・・・面接官の頭の使い方を理解することになるのである。
面接の回答の質が上がることを予想するのは、簡単ではないだろうか?
論点を設定し、正しく解を出すことを学ばずして、ビヘイビア対策は完了しないのである。
以下の記事で、「論点思考をケース面接に活かすには?」という視点で解説しているので、こちらも参考にしていただくと良いだろう。
この1冊ですべてわかる コンサルティングの基本
「すべてわかる?!そんなバカな?!」
・・・と思った、そこのあなた。流石です。すべてはわかりません。(そんな甘い話はこの世の中に存在しない)
しかし、コンサルタントが何をしているか、という「全体像」をサクッと把握することが可能である。
そもそも、なぜ全体像を把握することが重要かと言いますと、トンチンカンな回答をしないためです。
以下のやり取りをご覧いただきたい。
(面接官)「なぜコンサルタントを志望されるんですか?」
(候補者)「世界を変えたいんです!だからコンサルになりたいんです!」
(面接官)『・・・えぇ・・・世界じゃなくてクライアントの為に仕事してくれないかな・・・』
これは極端な例ですが、近い回答をしてしまっている方、実は結構います。
特に新卒に多いので、新卒の方は要チェック。
このようなズレがなぜ起こるかというと、
- コンサルタントの仕事はどのようなものか?
- コンサルタントの顧客は誰で、何の価値を提供しているのか?
という理解が乏しいからである。
敵を知り、己を知れば百戦危うからず
戦略コンサルになるなら、面接対策も戦略的に行いましょう。
※●ービンの方が出している書籍ですが、私達は刺客ではありませんのでご安心を。
人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
「人生は」という主語になっているが、「面接は」と言い換えてみて欲しい。
「は?実力に決まってるだろうが」
そう思った方は、是非実力で突破していただきたい。
思わなかった方は、騙されたと思って一読いただきたい。
こちらタイトルはキャッチ―ではあるが、「認知心理学」の理論に基づき執筆されているので、そこら辺の自己啓発本とはわけが違う。
どんなに優秀な人間でも「認知バイアス」から逃れることは不可能であり、面接官も例外ではない。つまり、「どうすれば面接官に自分が優秀である、と勘違いをさせるか」という問いの答えを出しておく必要がある。
その為に、こちらの本を活用いただきたい。
その他おすすめツール2選
こちらは書籍ではないが、下記2つの観点からビヘイビア対策に役立つツールをご紹介する。
- 面接官に対して「何が」刺さり、「どのように」刺せば良いのかを理解する
- コンサルティングの業務内容について正確に理解する
無料サイト「Liffel」
- 面接官に対して「何が」刺さり、「どのように」刺せば良いのかを理解する
こちらのサイトは、上記を理解するのに活用いただきたい。
注目すべきは「無料」という点だ。このリンクをポチれば、すぐに見に行くことができる。
無料でこのレベルのコンテンツというのは、クリリンがフリーザを倒してしまうくらいの驚きである。
内容は、BCGの元マネージャーの方が「ロジカルシンキング」について、記事で解説してくれている。一部抜粋すると、
ロジカルシンキングをする際には、主張と根拠は常にセットです。主張だけを述べることは許されません。
Liffel
あなたの面接の回答(主張)には、はたして正しい根拠があるだろうか?
もし自信がなければ、是非こちらのサイトを活用して勉強していただくことをおすすめする。
有料note「コンサルティング会社完全サバイバルマニュアル」
- 面接官に対して「何が」刺さり、「どのように」刺せば良いのかを理解する
- コンサルティングの業務内容について正確に理解する
こちらは、上記2点目を理解するのに活用いただきたい。
まず最初に謝罪させていただく。
というのは、こちらのnoteは「990円」の有料noteであるからだ。しかし、これは有料noteではなく、間違いなく・・・優良noteであるッ!(スベッたか・・?
内容について説明すると、「コンサルタントの仕事とは何か?どのようなものなのか?」ということを、具体のレベルでリアリティを持って理解することができる。とにかくリアリティがすごいのだ。
こちらのnoteを読んで、コンサルタントの仕事への理解を深めておこう。
※余談だが、このnoteは非常に残念ながら、私達が作成したものではないorz
まとめ
いかがだったろうか?
どの書籍も2人の戦略コンサルがディスカッションを重ね。選定したものであり、間違いなく皆様のお役に立つと確信している。
その中でも、「超・箇条書き」は珠玉の一冊である。必ず読んでいただきたい。
当たり前のこと、もっともらしいことだけを伝えるのであれば、そもそも伝える必要などない。無難に逃げ込もうとする自分に勝ってこそ、相手に深く伝わり、目の前のチャンスを掴めるのだ。
また戦略コンサル内定塾では、外資系戦略コンサル内定率72%の面接個別指導サービスも行っているので、興味のある方は以下をご確認いただきたい。
全員が外資戦略コンサル出身のコミュニティ。現在はパンダ・ウサギ・キリンの3名がコアメンバー。