「戦略コンサルへの転職に興味があるが、どの転職エージェントを選べばいいのかわからない」
「ケース面接対策を手厚く対応してくれる転職エージェントを知りたい」
「トップ戦略ファームへの内定に高い実績をもつ転職エージェントを知りたい」
ワガママ・ボディな皆さん、ご機嫌よう。
このブログでは、外資戦略コンサルTOP3(マッキンゼー、ボストンコンサルティンググループ、ベインアンドカンパニー)の一つに中途入社した私が、埼玉県の誇りをかけて鋭い切り口からビシバシと解説を行う。
戦略コンサル転職は戦略コンサル出身のエージェントに支援を依頼しよう
最初に結論を述べてしまうと、2022年現在においては
・コンコードエグゼクティブグループ(以下、コンコード社)にて、戦略コンサル出身のエージェントに支援してもらう
のがベストである。(中立性を保つため、アフィリエイトリンクにはしていない。熊本県出身のくまモンも素晴らしいゆるキャラであるが、それと同程度に素晴らしいと考えていただければ良い)
私自身、20社以上の転職エージェントの話を聞き、最終的にコンコード社とムービン社で非常に迷った結果、コンコード社を中心に支援を頂き、結果としてマッキンゼー、Bain、BCGなどを含む10社程度のファームから内定を頂くことができた。
(ただし、一部、ビズリーチ経由で出会った別の優良エージェントもスポットで利用)
以下に、コンコード社が優れていると判断した理由を説明する。
戦略コンサル転職専門エージェント コンコード社が優れている3つの理由
①圧倒的な実績と情報量
データが公開されているわけではないので、正確な情報ではなく恐縮だが、2019年度の世界の三大戦略コンサルであるMBB(マッキンゼー・BCG・Bain)の内定者の30%はコンコード社経由と言われている。
実際、コンコード社の転職支援を受けると、「過去問」という形で各戦略ファームの過去の志望者の面接のやり取りを書き起こしたWord資料を閲覧することができるが、そのボリュームに圧倒される。
たとえばトップ戦略ファームのベインアンドカンパニーの1次面接の書き起こしだけでも、300枚以上のWordファイルを閲覧することができる。
これだけのWord資料を、コンコード社のPCにて、ひたすらマウスでスクロールしながら閲覧していくことになるため、スクロールしすぎて指が腱鞘炎になり、週末イトーヨーカドーで開催されるビーダマンの大会で普段通りのパフォーマンスが発揮できなくなる恐れがあるので注意されたい。
そしてコンコード社経由で戦略コンサルを受験する方は総合商社、コンサル、国家公務員、医師などの優秀層が多く、ケース面接の回答に対する面接官からの反応などを事細かにWordファイルに記載しているケースが多く、非常に勉強になる。
これらの過去資料を閲覧できるだけでも、「圧倒的な価値がある」と断言できる。
なお、コンコード社と並んでコンサル転職に特化しているムービン社も非常に素晴らしい実績を持っているが、「過去問」の閲覧が書類審査通過後に限定されるなどの規制があるため、このあたりがややコンコード社よりもマイナスだといえる。
②ケース面接の個別指導を始め、戦略コンサル突破に必要な全てのフローを支援してくれる
戦略コンサル転職を大きなステップに分けると、以下の通りとなる。
1. 出願戦略検討
2. 書類対策(履歴書、職務経歴書、志望動機書)
3. 筆記試験対策
4. 通常面接対策(自己紹介や志望動機などの一般的な面接対策)
5. ケース面接対策
6. オファー後交渉
私は20社以上の様々なエージェントに話を聞いたが、上記の1〜6までの支援について、コンコード社とムービン社は頭ひとつ抜けて充実したノウハウを保有していると感じた。
その中でも、戦略コンサル突破の上で最も鬼門であり重要になるのが、5のケース面接対策である。
ケース面接の対策として、ムービン社は外資系戦略コンサル出身のエージェントの方に担当してもらうことを確約いただけたものの、書面でエージェントから当方にケース問題を送り、その回答を作成して送付すると添削してもらえる、といった所謂赤ペン先生的指導(笑)がメインということであった。
そして、対面での面接対策については、実際に企業に出願を行った上で、書類および筆記審査通過後に1日のみ実施可能という形であった。
これは、ムービン社の特徴として、各エージェントが抱える候補者の数が非常に多いため、1人1人の候補者にかけられる時間が限られていることが原因と推測される。
ケース面接は本番さながらの緊張感の中での実践経験をどれだけ詰めるかが非常に重要になるため、どうしても赤ペン先生型指導だけでは不十分である。
自動車教習所では、自分が車に乗って、車を運転しながら教わるから運転できるようになるのであって、どれだけペーパーテストで勉強し、指導員に添削してもらっても、車が運転できるようにはならない。
この当たり前の感覚を、転職エージェントの選定時には決して忘れないでいただきたい。
一方、コンコード社は外資系戦略コンサル出身のエージェントに対応いただけただけでなく、対面での個別指導を6回程度実施いただくことができた。(この回数は候補者の希望や実力に依存するようだが、私は諸事情から早めに転職を終える必要があったため、短期間で集中的に指導いただく形とした。)
あらためて強調するが、「ケース面接の基礎をしっかりと個別対面指導で作ってもらえる」という点はエージェント選択において非常に重要なポイントになるので、今すぐ部屋に貼ってあるAKB48のポスターを裏返しにし、油性ボールペンで、「ケース対策は個別対面指導」とデカデカと書いておくこと。
ちなみに、私はケース面接の基礎を身につけた上で、圧倒的な場数を踏むために小規模なコンサルファームから順に25社程度出願し、少なくとも70回は面接を受けた。
そして、それらの面接のやり取りを全てスマホで録画し、一語一句Wordに書き起こし、エージェントに送り、添削してもらう、ということを行った。
スマホ録画については、私の場合はコロナ禍でほぼ全ての面接がオンライン面接であったために実行可能であったが、対面での面接の場合は、録音機能などで代用すると良いだろう。
録画だと、自分の喋った内容だけでなく、ノンバーバルの側面を含めて改善点を客観的に振り返ることができるため非常にオススメである。
また、一語一句Wordに書き出す作業は非常にしんどいが、特に初期段階においてこれをやるかやらないかで、以降の伸びが全く違ってくる。
漫才会の巨匠、島田紳介も漫才の極意として、自分がこれ!と思う漫才を一語一句ノートに書き出し、徹底的に分析することを推奨している。
ビデオで漫才を見るだけではダメ。すべて紙に書き出すことにより、喋る内容だけでなく、「間」の回数や平均の秒数まで含めて徹底的に分析する。
ここまでやって、面白い漫才とそうでない漫才の違いが浮き彫りになるそうだ。
芸人の世界で成功することと比べると、戦略コンサルの面接を突破する方が容易ではあろう。
ただ、逆に、芸人としても成功できるレベルまで徹底して対策・分析を行うことにより、コンサルの面接で圧倒的な評価を得ることに繋がるのだ。
面接での振り返りの際には、自分が喋った内容に対する面接官の反応(ポジティブ・ネガティブ)なども忘れないうちにメモをしておく。
(オンライン面接であれば、画面録画なども利用して、面接官の表情まで分析することを勧める。)
その反応を踏まえて、喋る内容の改善を繰り返すことで、徐々に「自分なりの面接の勝ちパターン」が見えてくる。
さらに、書き出した面接の振り返り資料を面接のプロである外資戦略出身エージェントに添削してもらうことが重要である。
これは、自分では気づかない改善点や、よりベターな回答の仕方などを学ぶことができるためだ。
私はこの作業をコンコード社のエージェントにお願いしたが、忙しい中でも毎回丁寧な添削を行ってくれたため、かなり良質なPDCAをサイクルを回すことができた。
その結果として、10社程度受け終わる頃には面接の実力が最初とは比べ物にならない程向上していることが実感でき、その後に受けた第一志望の戦略コンサルファームからは3回のケースで全て高評価を獲得し、全て即日or翌日の合格連絡を頂くことができた。
総合系のコンサルの戦略部門からは、2回のケース面接の評価が非常に高いため、3回目以降の面接はケースが実施されず、逆質問のみの時間となったり、先方から会社の魅力を紹介される場となったり、という形となった。
このようなレベルまで完成度を高めると、複数オファーをベースに、転職先企業に強い交渉力を持つことができ、オファー年収やサインオン金額をかなり高く設定してもらうことができる。
私は現年収は700万円後半程度であったが、会社によっては1500万円のオファーが出たところもあった。
③完全無料で利用が可能
多くの転職エージェントは企業側から報酬を受け取る形をとっており、コンコード社もその例に漏れず、完全無料で利用することができる。
ムービン社も同様に無料なので、コンコード社で良いエージェントに担当してもらえなかった場合は、そちらに行くのもアリだろう。
コンコード社もムービン社も厳しい場合は、以下のブログの記事を参照すると良いだろう。下にマトリクスを引用しているが、このマトリクスのエージェントに片っ端から連絡してみて、ケース対策をしっかりと行ってもらえそうなエージェントに出会う努力をしよう。
【元戦略コンサルが語る】戦略コンサル・外資系コンサル転職でおすすめする転職エージェント、おすすめしない転職エージェント – 転職サイト就活サイトの中の人のここだけの話
ただ、逆に言うと、上のマトリクスの中のほぼ全てのエージェントは成果報酬型(転職が行われないとエージェントには1円たりとも入らない仕組み)であるため、皆さんが仮に望まない転職先にしか受からなくても、転職を推奨される可能性はあるということは留意するべきだ。
この特性を理解したうえで、うまく転職エージェントと付き合えば、サトシにとってのピカチュウのように、あなたの最強のパートナーとなってくれるだろう。
上記のエージェントに連絡してみたが、ケース対策を行ってくれる方は見つからなかった・・といった場合や、さらに対面での実践練習を現役の戦略コンサルタントから行ってもらいたい、という場合は、私が個別指導を行うことも可能である。
興味のある方は以下を参照されたい。
さて 本記事では、転職エージェントの選び方について紹介した。
以下の記事では、その前段として実施しておくべき「ビズリーチの使い方」について解説しているので、こちらを参照することで戦略コンサル転職への理解をさらに深めることができるだろう。
外資系戦略コンサル内定率72%のケース面接個別指導も行っているので、興味のある方は以下をご確認頂きたい
全員が外資戦略コンサル出身のコミュニティ。現在はパンダ・ウサギ・キリンの3名がコアメンバー。