戦略コンサル転職のためビズリーチ活用方法の解説

「戦略コンサルへの転職を漠然と検討しているが、何から始めればいいかわからない」

「既に転職エージェントに登録しているので、ビズリーチは特に使う必要がないと思っている」

「ビズリーチに登録しているものの、全然良質なスカウトが来ない」

悩める子羊、いや、成人済の羊の皆さん、ボンジュール。

このブログでは、外資戦略コンサルTOP3(マッキンゼー、ボストンコンサルティンググループ、ベインアンドカンパニー)の一つに中途入社した埼玉出身の著者がビシバシと皆さんの疑問を解き明かしていく。

戦略コンサルの転職に向けた第一歩はビズリーチの活用

現段階で本格的に戦略コンサルへの転職活動を始めるにせよ、始めないにせよ、必ずやって欲しい第一ステップがある。

それは「ビズリーチ」を利用する

ということだ。

ビズリーチを転職エージェントの一つだと考え、既に他のエージェントに契約しているからビズリーチを使う必要がないと考えている方は非常に勿体ない。

わかりやすい例えで説明すると、マサラタウンでオオキド博士からポケモンをもらわずに草むらに飛び込み、コラッタに抹殺されにいくようなものだ。

というのも、ビズリーチは転職エージェントの企業というより、「様々な企業群やヘッドハンターと、候補者にあたる皆様とのマッチングプラットフォーム」にあたるものだからだ。

では、これは、通常の転職エージェントサービスとは何が異なるのだろうか。

ビズリーチのメリット

①トップ戦略ファームを含め、企業の人事から直接スカウトをもらえる可能性がある

これは通常の転職エージェントサービスとは大きく異なる点の一つである。

通常のエージェントはエージェント経由で企業にアプライをしてもらわないとフィーが入らない仕組みとなっているため、候補者と企業人事を直接つなげることはない。

しかし、ビズリーチは企業がビズリーチプラットフォームの利用料を支払っているため、企業側が直接候補者をヘッドハントできる仕組みとなっている。

企業側からのスカウトをビズリーチでは「プラチナスカウト」と呼び、利用者は無料のアカウントであっても自由に閲覧、返信することができる。

企業からこのプラチナスカウトをもらうことで、選考プロセスの中で最も倍率が高い書類審査を予め突破した状態で選考をスタートでき、企業からラブコールをもらっている状態のために選考を有利に進めやすいというメリットがあるのだ。

下でご紹介するが、魅力的なプロフィールが作れていれば、マッキンゼーやBCG、丸紅等といった優良企業からも直接スカウトが届く

②自分のプロフィールや職務経歴書の魅力が転職市場からどう見られるかを検証できる

これは非常に重要なポイントである。

ビズリーチは自分の市場価値を測るためのリトマス試験紙的な役割を果たしてくれる。

具体的には、ビズリーチからのプラチナスカウトの受信状況により、自分の記載した「プロフィール」や「職務経歴書」が企業にとって十分魅力的に映るものになっているか、を検証することができる。

プロフィールや職務経歴書をビズリーチに登録しているにも関わらず、自分のターゲットとしている企業群やヘッドハンターから全くプラチナスカウトが届かない場合、自身のプロフィールや職務経歴書の内容に改善点がある可能性がある。

実際、私はビズリーチに登録して2年くらいは聞いたことのないベンチャー企業くらいからしかプラチナスカウトが届かなかった。

しかし、以下の工夫を行うことにより、マッキンゼーやBCGをはじめとする様々な企業からプラチナスカウトを頂けるようになった。

・プロフィールや職務経歴書の内容は一語一句使う言葉に拘りぬき、嘘にならない範囲で最大限魅力的に見せるように努力した

・専属で担当いただいた別会社の転職エージェントの方(別の記事で紹介)に職務経歴書の内容を何度も添削頂き、修正した内容をビズリーチにアップした

・自身の職務経歴書の魅力が上がるように、逆算的に魅力度の高いプロジェクト(実績が数値として見えやすいPJや、戦略策定・JV設立などの案件)に参画できるように社内ネゴをしたり、グローバルの部署への異動希望を出すなどをした。

これらの結果、以下のような企業の人事から直接面談のプラチナスカウトが届くようになった。

【コンサル系企業】

①マッキンゼー(デジタル)

②ボストンコンサルティンググループ

③ベインアンドカンパニー

④A.T. カーニー

⑤アクセンチュア 複数部門

⑥PwC 複数部門

⑦EYストラテジーアンドコンサル

⑧アビームコンサルティング

⑨ベイカレントコンサルティング

⑩IBM

⑪イグニションポイント 事業投資先のCEOポジション

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【事業会社】

丸紅

資生堂

楽天

セブンアンドアイホールディングス

リクルート 複数部門

また、私はもらえていないが、他の戦略ファームだとローランドベルガーなどもビズリーチ経由でプラチナスカウトを送っているようだ。

③数多くの良質な転職エージェント・ヘッドハンターからスカウトをもらえる

企業からのスカウトだけでなく、優良な転職エージェントやヘッドハンターからプラチナスカウトが届くのも、ビズリーチの大きなメリットである。

スカウトを受けて数多くの転職エージェントの方とオンライン面談を行うことで、転職エージェントの良し悪しが肌感覚ベースでわかるようになるし、転職市場から見た時の自分の価値も大枠が見えるようになる。

私はこの段階で20人以上のエージェントと面談をした。

この中の1人のエージェントが、外資戦略コンサルファームの特にパートナーレベルの層を数多く支援してきたという実績を持っていたため、この方の個人的なネットワークを活かして、通常選考ではなく、パートナーとのカジュアル面談からスタートする、というような形をとっていただくことができた。

この「カジュアル面談からスタートする」というのは、外資戦略コンサルファームの内定を獲得するための一つのKSFになると考えている。

この理由として、カジュアル面談は多くの場合、パートナーやそれに近い役職の方との面談になることが挙げられる。

カジュアル面談でパートナーから「Excellent」の評価を獲得しておくことができると、1次面接や2次面接などを担当する社員は多くの場合、パートナーよりも下の職位であるプロジェクトリーダーやプリンシパル等の役職の方が多いため、「パートナーが良いと判断した人材を自分の裁量で落としにくい」という心理効果が働き、結果として多少面接の内容が悪くとも通過しやすくなるのだ。

この点で、戦略コンサルをカジュアル面談からスタートさせてくれるパワーを持つエージェントと出会うことができた場合は、迷わず話を聞いてみることを強くオススメする

ただ、いくらカジュアル面談の評価が高くとも、外資戦略コンサルファームの面接のコアにあたる「ケース面接」が全くうまくいかなければ突破が難しいのが実情である。

そのため、カジュアル面談などを開始する前のタイミングで「ケース面接」に特化した対策を相当数実施することが必要不可欠だ。

そして、「ケース面接」の対策については、実はビズリーチでのスカウトを待つという戦略はあまり得策ではない。

というのも、ケース面接に強みを待つ元戦略コンサル出身の転職エージェントは数が限られており、ビズリーチでわざわざスカウトを送らなくても、いくらでも候補者から引き合いがある、という状態にあるためだ。

本記事の内容まとめ

これまでの内容を踏まえて、私がオススメする戦略を最後にまとめる。

①ビズリーチは、上でご説明の通り、企業からの直接スカウト、職務経歴書のリトマス試験紙的な使い方、コンサル会社との強いコネをもつエージェントとの出会いの場として活用する

②ケース面接対策のためのエージェントは、ビズリーチからの連絡を待たず、自分から直接連絡し、支援依頼を送る

という形になる。

②については今後、ブログ内で紹介していくので、徹底的に読み込むこと。

なお、外資系戦略コンサル内定率72%のケース面接個別指導も行っているので、興味のある方は以下をご確認頂きたい

https://www.career-dev.com/course/

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