「ベイン・アンド・カンパニー社の最新のwebテスト・筆記試験内容をサクッと知りたい」
「ベイン・アンド・カンパニー社のwebテスト・筆記試験はGMAT形式から、別方式に変更になったと聞く。足切りのラインが高いと聞くが、それを確実に超えるための対策方法があれば知りたい」
クレヨンしんちゃんの桜井ネネ並みにワガママな皆さん、ごきげんよう。
このブログでは、転職活動を通じて戦略・経営コンサル10社からオファーを獲得し、外資戦略コンサルTOP3(マッキンゼー、ボストンコンサルティンググループ、ベインアンドカンパニー)の一つに中途入社した私が、仮に皆さんが「いや、別にイイっす」と言ったとしても、皆さんの戦略コンサルの合格率を無理矢理にでも高めてしまうコンテンツを発信する。
ベインアンドカンパニーの最新のwebテスト・筆記試験はGAB(自宅受験型)
まず結論からお伝えすると、ベインアンドカンパニーの最新のwebテスト・筆記試験ではGAB(自宅受験型)を採用している。
ベインアンドカンパニーは以前はGMAT系の独自問題がでており、かなり対策してもお祈りされるケースが目立っていた。
具体的にはGMATのCritical Reasoning系の問題やMathの問題が日本語で出題されていたのだが、日本語では対策できる書籍がAGOS社出版の以下の書籍に限られており、この書籍は問題数が非常に少ないため、十分な対策が難しかった。
GMATは多くの世界TOP MBAスクールの受験の際に学力テストの位置づけで利用されているテストであり、MBA志望の方は多くの場合予備校を利用して徹底的に勉強を行っている。
そのため、Post MBAの方はベインのwebテスト・筆記試験も通過しやすい傾向があるが、Non-MBAの方には中々厳しいと言わざるを得ない状況であった。
しかし、今はテストがGABに変更になっているので非常にチャンスである。
これは益若つばさ並みにアヒル口の私でも、声を大にして言いたいのだが、
GABの問題は簡単なので、しっかりと対策をすれば十分突破可能である!
「いやいや、いくら問題が簡単だからと言っても、足切り点数が高いんじゃないの?」
という声が聞こえてくるが、そんな心配症の貴方の口には、私の脂汗のついたスマホの画面を入念に拭いたティッシュを詰め込み、「お口ミッフイー!」と喝を入れることになる。
ある戦略コンサル専門エージェントの情報によると、現在のGABのwebテスト・筆記試験に変更になってからベインに申し込んだ人(そのエージェント経由)の7割は通過しているとのことであった。
以前のGMAT形式のwebテスト・筆記試験の通過率が2割程度であったことを考えると、かなり通過率が上がっていることがお分かりいただけるかと思う。
コロナの状況下ではあるものの、ベインに挑戦したいという方は、是非このチャンスを逃さないでいただくために、本記事を熟読してほしい。
ベインアンドカンパニーのwebテスト・筆記試験 GAB突破のヒント
①GAB試験のメカニズムを把握し、解くべき問題だけを解く
以下のBCGのwebテスト・筆記試験ではSPIのメカニズムを説明した。
SPIはComputer-Adaptive方式という形式で、解けた問題の難易度により次の問題の難易度がコントロールされるという形式を取っているため、初期の問題で確実に正答を重ねることが重要であった。
一方、GABは、全くこのような仕組みになっておらず、問題がランダムに出題され、全設問中何問正解できたか、で採点がなされる仕組みとなっている。
したがって、「初期であっても、難問はすぐに見切りをつけて、すぐに先にすすむ」ことが極めて重要な戦略となる。
具体的に1. 計数問題と2. 言語問題に分けて解説する。
まず1. 計数問題であるが、たとえ相当練習を重ねたとしても、全ての問題を解き切るのは難しいと考えるべきである。(少なくとも4冊の問題集をこなした早慶理系卒の私はそうであった)
8割程度の正答率で十分ベインの合格ラインを突破することができるので、以下のタイプの問題は、すぐに解けないことがわかり次第、捨てることをオススメする。
「~~の選択肢の中から、誤っているものを選べ」
この理由として、上記のタイプの問題は設問一つ一つを上から、もしくは下から順番に検証しなければならず、かかる時間が他の設問と比較して非常に大きいことが挙げられる。
下手をすると、このタイプの設問を解く時間内で、他の形式の問題を2~4問程度解けてしまう可能性があるのだ。
繰り返しになるが、GABでは全設問中の正当数によってのみ採点がなされるため、解くのに時間がかかる問題は容赦なく飛ばすことが極めて重要な戦略となる。
一方、GABの自宅受験型の場合、飛ばした問題に後で戻ってくるということができないようになっているため、問題を飛ばしすぎて時間が余り過ぎてしまう、というのもよろしくない。
このあたりのさじ加減は、以下で紹介する問題集や、実際のGAB試験での力試しを繰り返すことで身についてくるので、安心してほしい。
一方の2. 言語問題については練習を重ねてテンポよく解いていけば、全ての問題を解き切ることが可能であるため、飛ばす問題の見極めというよりは、しっかりと1問1問の正答率を上げられるように練習を重ねてほしい。
②適切な問題集を使って対策する。
GABは出版されている問題集が限られていることもあり、SPIのようにあまりにも簡単すぎる問題集は存在しないため、どれを買っても比較的ハズレは少ない。
一方、多くの問題集を解きまくったとしても問題パターンが限られていることから、点数の増加の伸びは早い段階で頭打ちになってしまうことが多いため、少数の問題集を繰り返す対策で問題ないだろう。
実際、私は4冊程度の問題集をやりこんだのだが、特に計数問題については、SPI等の他のウェブテストと比較しても問題パターンが非常に限られていることから、多くの問題集をこなすよりも、1つか2つの問題集に絞り、時間を測ったうえで電卓を片手に徹底的にスピードを速められるまで取り組めば十分であるという結論に至った。
特におススメは以下の問題集である。
問題の質・量ともに本番にかなり近いものが含まれているため、タイマーでしっかりと時間測定のうえ、何度も練習することをオススメする。
ここだけのウルトラ大ヒントだが、ベインのGABの計数問題はp82以降の「図表の読み取り」しか出ないため、この情報を鵜呑みにして機械的に問題集を繰り返してほしい。問題集の最初の方に四則演算の問題などがあるが、それらは全てスキップいただいて差し支えない。
まずは上記の問題集1冊を優先して取り組んだうえで、 本番前の演習や言語問題の問題慣れのために、もう一冊、質が高かった問題集を以下にご紹介する。
ここまでをしっかりとやりこめば、対策としてはバッチリだろう。
③EYストラテジー、ベイカレントコンサルティングのwebテスト・筆記試験にてGABの力試しをする
問題集を繰り返した段階で本番にいきなり飛び込むのは危険である。
本ブログでは、皆さんに”確実に”ベインのwebテスト・筆記試験を通過していただくために、まずはGABを採用しているコンサルティングファームを先に受けた上で、ベインのwebテスト・筆記試験に飛び込むことをオススメしている。
ここで紹介しているEYとベイカレントの2社は、ベイン受験用に作成する履歴書や職務経歴書をそのまま使い回すことができるため、わざわざ受験のための準備が必要ないことが大きなメリットである。
さらに、GABの力試しをできることに加えて、実は、GABでは本番においても問題パターンが限られていることから、全く同じ問題が他社のテストで出題されることが頻発する。
実際、私もベイカレントやEYで解いたことがある問題がベインのwebテスト・筆記試験にて出題され、ニヒルな笑いを浮かべながら瞬殺した。
EYストラテジーは1次突破後にGABになるので、3社も出す時間がないという方は、最初からGABを受けられるベイカレントだけを先に受けることを推奨する。
なお、ベイカレントはオフィスでのwebテスト・筆記試験+対面面接を提示してきたが、こちら側が「強くオンラインを希望する」ということでエージェント経由でお伝えすることにより、自宅受験にしてもらうことができた(笑)。
ご参考まで。
このような有益な情報をTwitterでも発信しているので、興味のある方は是非そちらも見てほしい。
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全員が外資戦略コンサル出身のコミュニティ。現在はパンダ・ウサギ・キリンの3名がコアメンバー。