「ケース面接は一定準備しているが、ビヘイビアー面接は大丈夫かしら・・・」
「ビヘイビアー面接は、事業会社と同じ感じだよね・・・」
「そもそも志望動機とかって聞かれるのかな・・・」
戦略コンサルへの面接準備を粛々と進めている諸君、おはよう。
本日は、戦略コンサルの”ビヘイビアー面接”の概要と対策方法をお伝えしよう
総合コンサル・戦略コンサルにて、面接官経験も持つ。自身の転職活動ではMBB含む5社の戦略コンサルにて内定を獲得。好きな日本の都道府県は青森県。
まず、ビヘイビアー面接とは、自己紹介・志望動機・これまでの成果・・・など、ケース面接でない”自身のパーソナリティをアピールする場”である
戦略コンサル転職というと、ケース面接に重きが置かれがちだが、実はビヘイビアー面接の評価の比重は、ケース面接と変わらないことが多い(ファームにもよる)
本日は、ビヘイビアー面接で聞かれる内容や、その対策方法(特に志望動機)について説明したい
(本記事は、特にコンサル未経験の中途転職組をターゲットとしている)
コンサルのビヘイビアー面接では何を聞かれるか?
面接時間が60分あるとして、ビヘイビアー面接の占める時間は10~20分程度である(もちろんファームによる)
その中で、特に聞かれる質問は、以下の内容である
・ 自己紹介
・ 中長期的なキャリアビジョン
・ 今回の転職活動を行っている理由(志望動機)
・ 入社後に参画したいプロジェクト
・ 自身の得意領域
・ これまでの業務における成果・実績
ほかにも質問は色々あるが、上記は間違いなく聞かれると思った方が良い
各質問に共通して重要なことは?
それぞれの質問について、皆さんのこれまでのキャリア・想いに沿って回答を検討いただきたいが、特にありがちな例を以下にまとめたい
・ 質問毎の回答に一貫性がない
(例:中長期的なキャリア目標が製造業の専門家なのに、目先の参画したいプロジェクトが金融業界になっている・・・)
・ Why?の検討が足りず、回答が薄っぺらい
(例:志望動機が”日本企業を再生したい”として、その理由を回答できない)
ビヘイビアー面接といえど、相手は戦略コンサルタントである。事業会社以上にロジックがつながっているか?回答にリアリティがあるか?を問われると思った方が良い
ノートに書き出しながら、上記の点が問題ないかを自問自答を繰り返してほしい
また、そのほかのテクニックとしては、具体的なエピソード・キーワードを散りばめた方が良い。例えば、戦略コンサルへの志望理由が”日本企業を再生したい”だとすると、”自身の留学経験時代に日本のプレゼンスの低さを感じて・・・”といった実際のエピソードをファクトベースで論じると、説得力が増す
コンサルへの志望動機をどのように組み立てるか?
色々ある質問の中で、最も重要なのは志望動機である。ケース面接の出来がどんなに良いとしても、志望動機が曖昧な場合、面接に合格することはない
理由は簡単。戦略コンサルタントの業務はハードだからだ。中途半端な気持ち・マインドで入社されると、心も身体も持たず、すぐに辞めてしまうことを面接官は分かっている。そのため、特に志望動機はパッションやマインドセットが十分か?という点も含め、深堀りして質問を投げかける
志望動機について、いろいろな考え方はあるが、例えば以下のように組み立てると良い
・ なぜ戦略ファーム(戦略コンサルティング業界)を志望するのか?
・ その中で、なぜ貴社を志望するのか?
1つ目の戦略コンサルティング業界の志望理由については、中長期的なキャリアビジョンとアラインさせながら、”日本を変えたいから”・”XX業界に大きな変革をもたらしたいから”など、自身の持つ大きな思想や想いを伝えていこう(Why?を繰り返しながら考えよう)
特に、ほかの業界ではできず、戦略コンサルティング業界だからこそ成し遂げられる理由を念頭に検討すると、回答がブラッシュアップされていくだろう
中途入社組にとって、”自分自身が成長できそうだから”という理由を主軸に置くのはやめよう。コンサルファームは、中途入社組を即戦力として採用しており、候補者の成長のために採用を行っている訳ではない
2つ目の貴社の志望理由については、ほかのファームと比較しながら、”貴社だからこそ特に自分の目標を達成できそう”な理由を2~3検討する必要がある。
ファーム毎にカスタマイズして考える必要があり、ネット検索はもちろん、セミナー参加やそのファームの現役 / 出身社員にヒアリングして検討を進めよう。
(特に他候補者と差別化を図るのであれば、現役 / 出身社員にヒアリングを推奨する)
なお、志望動機を論じる際に、中途採用の場合、XXXが実現できるから・・・という視点だけでなく、自分が入社することによってXXXを貢献できるから・・・という観点を加えると良い
まとめ
奥が深いビヘイビアー面接に関して、本日は概要とポイントを紹介した
ケース面接の準備に偏り過ぎず、こちらも十分に対策を進めていこう
戦略コンサル内定塾では、MBB含む外資系戦略コンサル出身者による外資戦略コンサル内定率72%のケース・ビヘイビアー面接個別指導も行っているので、興味のある方は以下をご確認頂きたい
日系大手を経て外資コンサル(戦略・実行支援)
外資コンサルにおいて、上流の戦略から実行支援まで幅広い経験を持つ。