ケース面接ボロボロで落ちてしまったらすべきこと【外資戦略コンサル(MBB)が教える】

面接対策中

「自分にはやっぱり才能がない・・・戦略コンサルは超えられない壁なんだ・・・」

「フェルミ推定はなんとかできたけど、ケースがボロボロだった・・・」

「面接に落ちたけど、何が悪かったのか分からない・・・」

迷える子猫ちゃんな諸君、ボンジュール。

ケース面接に挑んだものの、ケースができずボロボロでメンタルをやられているのではないだろうか?

落ち込む気持ちは良く分かる。

だが、安心して欲しい。これだけ言いたい。

パンダ
パンダ

「まだ焦るような時間じゃない」

我々の中のスラムダンク仙道がこう叫んでいる。

というのも、戦略コンサル内定塾メンバーも、以前にケース面接でボロボロに敗れた経験を持っているからだ。そして同じようにこう思って絶望した。

ウサギ
ウサギ

ケース面接は才能の世界なんだ・・・

しかし、我々はその後外資戦略コンサルとなっている。つまり、一度ボロボロになったからといって諦める必要はないのだ。

そこで、この記事では外資戦略コンサルタント経験者が、諸君等が自分の「才能」を否定する必要がないこと、そしてこれからどうしていくべきかについて、論理的にドンドコお伝えさせていただく。

この記事を執筆したのは以下のメンバーだ。

パンダ
パンダ

外資系戦略トップ3(マッキンゼー、BCG、ベイン)をはじめとして、著名戦略コンサルティングファーム、ファンド総計10社の内定を獲得したパンダ

ウサギ
ウサギ

医師から外資戦略コンサルへと転職したウサギ

キリン
キリン

総合コンサル・戦略コンサルにて、面接官経験も持つ。自身の転職活動ではMBB含む5社の戦略コンサルにて内定を獲得したキリン

STEP①|まずは気持ちを整理する

まず何より優先的に実施すべきは、適切な情報を仕入れ「気持ちを整理し、落ち着けること」である。

正しい思考をできる状態でなければ、思考しても課題の特定と解決策の発見が難しいからだ。

その上で気持ちを整理し、落ち着く為には、信頼できる人物から的確な言葉もらうことが有効だと考えている。

しかし、周りにケース対策において信頼できる人がいると良いのだが、なかなかいない。さらには、ケース面接対策においては玉石混合の情報が散乱しているため迂闊に信じることができない。(私の実体験である)

そのような実体験があることから、我々は的確な情報を提供することを理念としている。

なので、戦略コンサル内定塾の言葉を信じてみていただきたい。

信じるぜ、ミスター!

と思ってくれた諸君は読み進めて欲しい。

まず「自分を否定されたような気持ち」を持ったり、「自分はダメな人間なんだ」「才能・センスがないんだ」と絶望しないでいただきたい。

こんなことを言いつつも私自身は絶望していた。今であれば「なぜあのレベルの回答レベルで通過できると思っていたのか?」と不思議に思うが、本気で通過できると考えていたのでショックのあまり涙を流したのはここだけの話だ。

さぁ、それではなぜ絶望する必要がないのか論理的に説明していく。

そもそも諸君等は書類通過しており、さらに筆記試験・Webテストを突破し、面接というフェーズまで進むことができている。これは「基本的な能力は備えているだろう」と評価されているのである。

ゆえにこの時点で、「自分の全てを否定する必要はない」と言ってよいだろう。

次に面接で落ちたということだが、これは完全に「自分の能力不足、才能がない」と捉えてしまうかもしれない。

しかし、ここでファクトベースでお伝えしたいことがある。

戦略コンサル内定塾では、2020年に個別指導サービスを開始し、これまで500回以上の指導実績がある。

その中で、外資戦略コンサルに内定してきた方の多くは、5カ月以上の対策をしている方が大半であった。中には2年間という方もいた。

この数値を聞いてどう感じるだろうか?

能力がないのではなく、単純に努力「量」の違いではないだろうか?

そう、つまり、ただ単に他の候補者が努力量によってスーパーサイヤ人になっており、一方で諸君等が普通のサイヤ人だっただけの可能性があるのだ。

エキスパートと凡人を隔てる最大の要素は、エキスパートは長年にわたる練習によって脳の神経回路が変わり、きわめて精緻な心的イメージが形成されることで、ずば抜けた記憶、パターン認識、問題解決などそれぞれの専門分野で圧倒的技能を発揮するのに必要な高度な能力が実現する。

超一流になるのは才能か努力か?

ケース面接において、十分な訓練を積んだ者はプロサッカー選手のように、瞬時にパターンを認識し、次にどのようなアクションをすべきか見極めることが可能となる。つまり、訓練を積むことで情報処理速度が向上するのである。華麗にケースを解く人を見て、魔法のように見えるかもしれないが、単に情報処理能力が向上しているに過ぎないのである。

ここまでが論理的に気持ちを整理する方法についてお伝えしたが、感情面では、以下のようなアクションがオススメである。

オススメのアクション

・朝散歩をする
・汗をかく運動をする(筋トレはオススメだ)
・美味しいものを食べる
・サウナで整う
・森林浴をする
・人に愚痴、辛さを話す
・何が辛いのか紙に書き出す
・寝る

STEP②|なぜ落ちたのか分析する

さて、ここまで読んだことで、気持ちを整理することができ、落ち着くことができた諸君は読み進めて欲しい。

気持ちが整理できていない諸君は無理して頑張るのはオススメできない。まずは先述のような方法を用いて、英気を養い、再度立ち上がるための準備をすることを推奨する。月並みではあるが、「腹が減っては戦はできぬ」である。

では、気持ちが整理できている前提で話を進めさせていただく。

早速考えてみて欲しいのだが、

「今回なぜ落ちてしまったのだろうか?」

対策期間が2ヵ月だったので、短かったのだと思います。

これでは論理的思考が全然足りていない。

次のように考える必要がある。

考えるべき事項
  • 到達すべき状態はどのような状態だったのか?(To Be)
  • To Beと比較した際に、何が足りていなかったのか?(網羅的に挙げてみる)
  • なぜそれらが足りなかったのか?時間がなかったのか?それとも必要なことを認識できていなかったのか?
  • そもそも勉強方法は適切な方法で実施できていただろうか?

いかがだろうか?

これらの問いに対してクリアに回答できるだろうか?

そもそも、最初の2つの問いに回答できていなければ、「目的地の分からない航海」をしているようなものである。

また4点目については、以下の引用文を読んで思考を深めてみて欲しい。

ただ努力するだけでは能力は向上しない。正しい訓練を、十分な期間にわたって継続することが向上に繋がるのだ。それに尽きる。

継続すればペースは緩やかかもしれないが能力は向上しつづけると思っている人が多い。だが、それは誤りだ。

身体的トレーニングに対応して筋肉や心臓血管システムが変化していくのと同じように、さまざまな心的トレーニングに反応して脳の構造と機能が変わっていくことを示す研究結果は増え続けつづけている。

超一流になるのは才能か努力か?

少し抽象的になってしまったので、「なぜ落ちたか?」を分析するにあたっての具体的なアドバイスもしておこう。

諸君等の面接における回答は、少なくとも以下のような問いに「Yes」と答えられる回答になっていたか?

フェルミ推定
  • 前提は正しく確認、設定できていただろうか?正しい問いを解けていたか?
  • 因数分解は適切にできていただろうか?
  • 商品やサービスの特性を捉えた意味のあるセグメンテーションとなっていたか?
  • 数値は適当に考えずに置いていなかったか?
  • クリアに伝わる説明ができていたか?
ケース
  • 前提は正しく確認、設定できていただろうか?正しい問いを解けていたか?
  • 市場・顧客・競合、自社について正しく分析できていたか?
  • 適切なフレームで全体を整理できていたか?
  • 施策の具体性や有効性について、論理的な説明となっていたか?
  • クリアに伝わる説明ができていたか?

STEP③|何をしていけば良いか検討する

それでは、具体的に何をしていけば良いか解説する。

至ってシンプルで、先述の4つの問いに対する解を知った上で、足りていなかったものを埋めていくためのワークプランを設計すれば良い。

さらにそのワークプランが「限界的練習」となっていると良い。

限界的練習とは、「超一流になるのは才能か努力か?」で提唱されている、成長の為の効果的な練習方法のことである。

限界的練習の特徴
  • 練習のカリキュラムは、教師あるいはコーチが設計し、監督する
  • コンフォートゾーンの外側で、常に現在の能力をわずかに上回る課題に挑戦しつづけることを求める
  • 明確に定義された具体的目標がある。
  • 単に教師やコーチの指示に従うだけでは足りない。学習者自身が練習の具体的な目標に意識を集中し、練習の成果をコントロールするのに必要な調整ができるようにする。
  • フィードバックが必要。しかし、練習時間・経験が増えるのに伴い、学習者は自らを評価し、失敗に気づき、必要な調整を行う方法を身に付けなければいけない。
  • 新たな技能は既存の技能の上に積み重なっていくことから、初級者には教師が基本となる技能を正確に教え、上達してから基本をやり直す必要が生じないようにすることが重要である。

正直にお伝えすると、今独学でケース面接に挑んだものの、ボロボロとなり落ちてしまった諸君等には3通りの道しかない。

  1. 諦める
  2. 独学で長時間勉強する
  3. 指導を受ける

是非、自分自身の「課題解決」だと思って、今後の戦略を立案してみて欲しい。

ケース面接対策なら戦略コンサル内定塾へ

ケース面接でボロボロにされるのは、自分の無能さを痛感させられるような、そんな辛い気持ちになるかもしれない。(※実体験)

しかし、言わせて欲しい。断じてあなたは無能ではない。

ただ、「適切」かつ十分な「量」の訓練が足りていなかったに過ぎない。

是非以下の動画、本を読んでやる気を高めていただきたい。

Grit: The Power of Passion and Perseverance | Angela Lee Duckworth | TED
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また戦略コンサル内定塾では、MBB含む外資系戦略コンサル出身者による「限界的練習」を元にしたケース・ビヘイビアー面接個別指導を行っている。

以下4つの大きな特徴がある。

➊外資戦略コンサル内定率72%(うちMBB42%)

❷全講師が外資戦略コンサル出身の講師陣

❸独自の教材を用いたカリキュラム

❹充実したアフタフォロー

詳しく知りたい諸君は、以下から詳細を確認していただければと思う。ケース対策だけでなく、この記事の内容のように、コンサルの実情なども講義の中でお伝えしていく。

内定塾MBB突破コースバナー

長期的に勝利するのは、知能など何らかの才能に恵まれて優位なスタートを切った者ではなく、より多く練習した者である

超一流になるのは才能か努力か?
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