「ボストンコンサルティンググループ社(BCG)の最新のwebテスト・筆記試験内容をサクッと知りたい」
「ボストンコンサルティンググループ社(BCG)のwebテスト・筆記試験は足切りのラインが高いと聞くが、それを確実に超えるための対策方法や、webテスト・筆記試験を受けないで済む方法もあればそれも知りたい」
ハリーポッターのダドリー・ダーズリー並みにワガママな皆さん、ごきげんよう。
このブログでは、転職活動を通じて戦略・経営コンサル10社からオファーを獲得し、外資戦略コンサルTOP3(マッキンゼー、ボストンコンサルティンググループ、ベインアンドカンパニー)の一つに中途入社した私が、戦略コンサルに挑戦する皆さんの合格率を否が応にも高めてしまうコンテンツを発信する。
ボストンコンサルティンググループ(BCG)のwebテスト・筆記試験は「SPI(自宅受験型)」
結論からお伝えすると、ボストンコンサルティンググループ(BCG)のwebテスト・筆記試験ではSPI(中途の場合は自宅受験型、新卒の場合はテストセンター)を採用している。
実は、中途入社の場合、このwebテスト・筆記試験を免除する裏技があるのだが、それはこの記事の後半でご紹介するので、指をくわえて待っていてほしい(その後にしっかりと手を洗うこと)
まず、ボストンコンサルティンググループ(BCG)は新卒時のwebテスト・筆記試験にSPI(テストセンター型)を採用しており、SPI採用企業(外資含む)の中で最も合格難易度が高いと言われている。
実際、私は学生時代にスタバで連日バナナと水のみを注文し、長期滞在する作戦を用いて必死にSPI対策を行ったのだが、ボストンコンサルティンググループ(BCG)のスプリングジョブのwebテスト・筆記試験を通過することはできなかった。
一方、このSPIの試験結果を使い回す(SPIテストセンターでは結果の再送信が可能)ことにより、三菱商事や住友商事、JR東海、電通等、同じく難易度が高いと言われている企業のSPIは全て通過することができたので、ボストンコンサルティンググループ(BCG)のSPIの足切りレベルの高さがうかがえる。
一方、中途入社のwebテスト・筆記試験においては、新卒時よりはやや難易度は下がる傾向にある。
かなりわかりやすく比較すると、新卒時のSPIがフリーザ様の第一形態並みの戦闘力だとすると、中途時のSPIはギニュー特戦隊のギニュー隊長レベルといったところだろう。
このように中途入社では新卒時よりは合格ラインはやや低くなる傾向にあるが、それでもかなりの高得点が求められることは間違いないため、徹底した対策が必要になる。
なお、私は新卒ではBCGのSPIに抹殺されたが、中途では無事に突破することができたため、以下でその具体的な対策方法を惜しみもなくご紹介する。
ボストンコンサルティンググループ(BCG)のwebテスト・筆記試験 SPI突破のヒント
①SPI試験のメカニズムを理解し、初期の問題に神経を集中させる
まずはどんな試験であれ、ケース面接であれ、”仕組み”を理解することが突破の肝となる。
SPIでは、以下の図のように、問題の一問ごとの正否により、次に出題される問題の難易度がコントロールされるComputer-Adaptive方式というスコア算出方式が用いられている。
1問目に正答すると、2問目はやや難易度の高い問題が出題され、そこでも正答すると、3問目はさらに難易度の高い問題が出題されるといった形である。
SPIテストセンター高得点の判断基準とは?上級者の対策方法 | 就職活動支援サイトunistyle
そして、ここがめちゃんこ重要なのだが、問題の難易度調整はテストの序盤で行われ、後半では難易度レベルが固定されてしまう傾向が強いので、初期の問題において確実に正答を狙いに行く必要がある。
序盤であまり正答できないと、途中から簡単な問題しか出題されなくなる。そして、簡単な問題なので、スラスラと正解でき「あれ、これ8~9割とれたのでは?」と感じるのだが、なぜか企業からはお祈りメールが届く、という悲惨な事態が発生するのだ。
逆に、序盤での正答率が極めて高い場合、計数試験では、パターン暗記では解けないような「推論系問題」が多く出題されるようになる。
ボストンコンサルティンググループ(BCG)のwebテスト・筆記試験を突破するには、序盤で確実に正答を重ね、「推論系問題」が多く出題される難易度レベルに到達していることが必要条件になり、その上でどれだけ多くの問題を着実に回答できるかにかかっている。
なお、このブログの読者はMBA受験を視野に入れている方も多いと推測するが、MBA受験のGMAT試験もこのSPIと同様の仕組みを採用しているので、以下を参考にされたい。
GMATスコア採点の仕組みと試験戦略 – アゴス・ジャパン GMAT™講師 中山道生ブログ
②適切な難易度の問題集で対策する
SPIの問題集は幅広い就活生に向けて作られているものが多いので、収録問題のレベルが低いものが多いのがネックだ。
市販の問題集の8割はレベルが低いと思ってかかったほうがいい。
レベルが低い問題集を解いていると「あれ、SPIちゃんって、こんなに簡単だったの?wwどうやらワイの戦闘力が高すぎるようやなw」と勘違いし、本番でサイバイマンに抹殺されるヤムチャのような状態になりかねないので注意されたい。
このブログを読んでくださる毎日がエブリデイな皆さんにはとっておきの問題集をご紹介するので、ご安心を。
具体的には、以下↓の書籍である。
この問題集(以下、青本と記載)は高学歴就活生の御用達となっていることもあり、収録されている問題の難易度が高く、短時間で解けるように練習を繰り返すことで本番で8~9割のレンジを狙えるようになるだろう。
特に、計数試験で高得点をとるために避けては通れない「推論系問題」が数多く収録されているので、時間がなくともこれらの問題については集中的に対策するようにしたい。
上記の青本をやりこむだけでも突破できる方はいるだろうが、万全を期す場合は更に以下の問題集をお勧めしたい。(私は新卒時に上記の青本だけをひたすら取り組んだが突破できなかったため、中途時にはさらに以下の問題集で対策をした)
この問題集(以下、白本)の特長は何と言ってもその卓越した問題量である。全部で1700問のボリュームにも圧倒されるが、注目したいのは「推論系問題」が240問も含まれていることである。
上記の青本で解法パターンをおさえたうえで、白本は本番さながらの緊張感の中でしっかりと時間を測りながら解くことをオススメしたい。
③アビーム、電通コンサル、三菱UFJリサーチアンドコンサルティングのwebテスト・筆記試験にてSPIの力試しをする
上述の①、②の対策を徹底すれば、事前準備は一通り整うことになる。
しかし、SPIの問題集でどれだけ練習しても、BCGの足切り突破可能な点数を獲得できているかを見極めることが難しいという難点がある。
そこで、必要なのは、本番のSPIを受けて力試しをすることである。
より具体的には、BCG並みに足切り点数が高い企業のSPIを受けて、突破できるか否かを確かめてみることが最も有効な力試し方法となる。
とはいえ、SPIを受けるためだけに職務経歴書や志望動機などを準備しなければいけないのは非常に面倒だろう。
だが、ボストンコンサルティンググループ(BCG)のような戦略コンサル志望の場合、他のコンサルファームのうちでSPIを採用している企業を受けることで、履歴書や職務経歴書を使い回すことができる。(紹介する企業は志望動機書も必要とされない)
具体的には以下のファームがSPIを採用している。
①アビームコンサルティング
②電通コンサルティング
③三菱UFJリサーチアンドコンサルティング(戦略部門)
上記の企業の足切り点数は①<②<③≒ボスコンといったところである。
したがって、まずは①のアビームや②の電通コンサルを受けてSPIの本番試験慣れをしたうえで、最終力試しとして③の三菱UFJリサーチを受けることをオススメする。
③の三菱UFJリサーチを受けてSPIが通過した場合、ボストンコンサルティンググループ(BCG)の合格ラインまで達している可能性が高いため、BCGのSPIの受け時といえるだろう。
なお、「①~③の企業を受けるのはいいが、仮に内定を取っても行くつもりはない。それでも受けて良いのか?」という質問を受けることがあるが、「もう~全く問題ない」というのが答えである。
SPIが受かった段階で辞退するでも問題ないが、私のオススメとしてはガチンコで内定を取りに行くことだ。
その理由は、志望度が低くても戦略ファーム特有のケース面接の経験も積めるし、オファーが取れれば年収交渉の材料にも使いやすくなるためである。
ボストンコンサルティンググループ(BCG)のwebテスト・筆記試験 SPIを回避する裏技
ここまでボストンコンサルティンググループ(BCG)のwebテスト・筆記試験を突破するための対策をジャンジャン記載してきたが、最後にBCGのwebテスト・筆記試験を回避する裏技をご紹介する。
それは、BCGのキャリアセミナーに参加するという方法である。
BCGでは定期的にキャリアセミナーを行っており、特定の転職エージェント経由で申し込むことができる。
以前の記事でご紹介したオススメエージェントのコンコードエグゼクティブグループであればBCGのセミナーに申し込むことが可能である。
ただ、注意点として2点ある。
①セミナーは申込者が非常に多く、抽選で受かったもののみが参加できる
②コロナ禍でセミナーを実施していない(2020年12月時点)
私の場合、②に当てはまり、セミナーを実施していなかったため、SPI免除を受けることができず、泣く泣くSPI対策をすることとなった。
転職を急ぐ理由がない方は、まずは他ファームのwebテスト・筆記試験やケース対策を進めた上で、ボスコンについてはセミナーに参加できるまで待つ、というのも一つの戦略として有効だろう。
このような有益な情報をTwitterでも発信しているので、興味のある方は是非そちらも見てほしい。
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詳しく知りたい諸君は、以下から詳細を確認していただければと思う。ケース対策だけでなく、この記事の内容のように、コンサルの実情なども講義の中でお伝えしていく。
全員が外資戦略コンサル出身のコミュニティ。現在はパンダ・ウサギ・キリンの3名がコアメンバー。